はじめまして、産科薬剤師のりーこです。7年間、総合病院の産婦人科病棟で、のべ何千人ものママたちの服薬相談にのってきました。
そこでいちばん多かった相談は「この薬、飲んでも大丈夫ですか?」。次に多かったのが「怖いから、薬はぜんぶやめました」。実は、後者のほうが危ないことがあるんです。









| 考え方 | イメージ |
|---|---|
| ❌ ゼロリスク思考 | 「薬は怖い=ぜんぶやめる」 → やめたことで起きる不調を見落としがち |
| ◎ 比較リスク思考 | 「飲むリスク vs. やめるリスク」を比べる → 小さいほうを選ぶのが大原則 |






| 薬剤 | 添付文書 | 実臨床 |
|---|---|---|
| アセトアミノフェン(カロナール) | 慎重 | 解熱鎮痛の第一選択 |
| 第二世代抗ヒスタミン (アレグラ・アレロック等) | 慎重 | 花粉症に安全に使える |
| 吸入ステロイド(パルミコート等) | 慎重 | 喘息はむしろ止めちゃダメ |
| レボチロキシン(チラーヂン) | 慎重 | 妊娠したら20〜30%増量が世界標準 |






| 薬 | やめるとどうなる? |
|---|---|
| 喘息の吸入ステロイド | 発作で酸欠 → 赤ちゃんも酸欠 |
| 抗うつ薬(SSRI) | 産後うつの再発リスクが跳ね上がる |
| 甲状腺の薬 | 赤ちゃんの脳の発達に影響 |
| バイアスピリン | 妊娠高血圧・不育症の予防が崩れる |
| 降圧剤(薬剤の選び直しは必要) | 脳出血・子癇のリスク |


第1章は、マミさんもやらかしてしまった「ロキソニン」の話。そして風邪・インフル・解熱剤・市販薬の正しい選び方をまとめて見ていきます。